困らない程度にロックを聴く

公開日:  最終更新日:2014/05/23

『I fought the law』という歌は、以前から知っていたんですが、 最近、また、ふいに聴く機会があって、どんな歌なんだろうと思って、ネットでいろいろ調べてみました。

ウィキペディア情報によると、1956年にソニーカーティスさんという方が発表した楽曲だとか。 いろんなアーティストがカバーしていますね。

歌詞はこんな感じ。

「オレは、法と戦った。そして法に敗れたんだ。 オレには金が必要だった。だって金を持ってなかったから。

リボルバーを持って、人々から強盗をする。

彼女を残していくのは、最悪の気分だ。

オレは法と戦って、そして敗れたんだ。」

なんとも言えない歌詞ですね。 でも、なんか心に引っかかる。

この歌について、ネットの中でこんなことを書いている人がいました。

「法」というのは、権力の象徴。 貧しい人々は、権力だとかエセの権威だとかに対して、かなうはずもなく、敗れ去る。 唯一、手に入れることのできる希望としての「彼女」にさえ、会えなくなってしまうのだと。

こういう理解が正しいかどうかは知りませんが (芸術の解釈に正しい、正しくないというのが、どれほどの意味があるか知らないけど)、 こういうふうにこの曲を聴くと、しっくりくる感じがしますね。

無力でどうしようもない閉塞感というか、やり場のない感じを、ロックにのせて歌っている。 そんな感じがします。

60年近く前の曲ですけど、いいですね。

職業がら、I fought the law していたりすると困ったことになるんですが(笑)。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントは受け付けていません。

PAGE TOP ↑