不動産を買う その4 修繕積立金って?

公開日:  最終更新日:2014/05/23

今日は、マンションの話をしてみたいと思います。

マンションを購入するときって、戸建を購入するときと違って、 「修繕積立金」とか「管理費」が月々かかってきますよね。

今日は、「修繕積立金」の話。

マンションは、多くのところでは、5年~10年で一度、小規模修繕、 10年~15年くらいで、大規模修繕として、 マンションを維持していくために必要な修繕を行います。

これらの修繕のためにマンションの住民で作るマンションの管理組合が、 月々「修繕積立金」として、各戸から一定の資金を集めていきます。

この資金をもって、定期的な修繕を行っていくんですね。

マンションの購入を検討する場合、この「修繕積立金」についても気になるところです。 購入者としては、もちろん安ければ、月々の負担も軽くなる…、 と考えがちですが、気をつけないといけません。

購入後、実際に修繕を行おうとしたときにこの積立金で足りるのか…ということです。 当初の積立金の設定が低すぎて、修繕の時点になって資金が足りなくなる… ということも珍しい話ではありません。

結果として、当初、予定していた月々の修繕金では不足するので、 徐々に値上げせざるを得ない…というケースもよくあるんです。

小規模修繕、大規模修繕とまではいかずとも、 共用部分のもの(例えば、オートロックの自動ドア・インターホンなど)が故障した場合などは、 その度に費用が掛かりますが、これもこの修繕積立金より支払われます。

定期的な修繕にいくらかかるかは、マンションの規模によって様々ですが、 マンションを購入する際は、 修繕計画なども目を向けてみるとよいと思いますよ。

●中古マンションの場合も注意!

中古マンションの売買をする際には、売主さんが修繕積立金を滞納していたような場合は、 買主さんは、その滞納分を負担することになりますので、注意が必要です。 ※自分が滞納していなくても、その分を支払う義務が発生してしまいます。

また、 中古マンションなどを買うときは、購入しようとしているマンションの全体でどの程度の修繕積立金があるか、 滞納状況はどうなっているか、 の確認も必要です。 大規模修繕が間近に迫っているのに、修繕に必要なお金が溜まっていない… なんてことも。

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