セント・オブ・ウーマン
これまでみた映画のなかで心に残っているものを、少しずつ書いていこうと思います。 まずはこれから。
※ ネタバレしますので、そういうのが嫌な方は気を付けてください。
アメリカの名門高校に通うチャーリーは、学校で、あるイタズラを目撃してしまう。 犯人を目撃したんじゃないかと追及され、 目撃した犯人を教えるなら、ハーバード大学への推薦をしようと持ちかけられるんですね。
犯人の名前をはくべきか、はかざるべきか…。 ひょんなことから、目が見えなくなった退役軍人(アルパチーノ)と一緒にニューヨークへ行くことになって、 様々な出来事をくぐり抜けながら、さてチャーリーはどうするか…。 というストーリーです。
この映画を見たときは、確か大学生でした。 若かったからか、どうしてもチャーリーの目線で映画をみています。
この映画を撮ったマーチンブレストさんという映画監督が、わりと好きで、 ほかにはロバート・デ・ニーロの「ミッドナイトラン」なんかもみました。 「ミッドナイトラン」なんかもそうなんですが、 「自分をどう生きていくか」ということを突き詰めていくと、けっこう周りと衝突する。生きにくくなる。 でも、そこをどんどん突き詰めていくと、それによって、人と通じていくところがあるんじゃないか。 そんな感じのする映画でした。
人としての高潔さとは何か? 「一度、妥協をすると、この世の中にごまんといる灰色の人間と同じになってしまう」 というセリフが頭に残っています。
追記
自分の文章を読みかえしてみると、ストーリーのくだりは、これだと何を書いているかわかりにくいですね。
書いてすぐにアップすると、こういうことになるな。 何度もみた映画なんで、ついつい。
でも、興味のある方は、映画をぜひ。
マーチンブレストさんは、この作品の後に、「ジーリ」っていう映画で、ラジー賞になってしまいました。 (僕は、そんなにひどい映画とは思わなかったんですけど) それ以降、映画を撮ってないんですかね。
少なくとも僕は知らない。 セントオブウーマンのフランク大佐(アルパチーノ)よろしく、「足が絡まっても踊り続ける」ように、また映画撮ってほしいです。