賃貸借の契約をするときに気を付けること
及川です。 先日、退去するときの話を2つほど書きましたが、今回は契約をするときの話。
4月からの年度かわりに向けて、転勤などの事情で、引っ越しをされる方も多いと思います。 たまに「これから契約をするんだけど、どんなことに気をつけておいた方が良いですか?」 と聞かれることもありますので、僕なりにまとめてみました。
①入居する物件は、できる限り、下見しよう。
下見をするのは当たり前のようなんですが、実は、下見せずに契約…という方もいらっしゃいます。
4月から入居したいけど、3月末まで、前の住人の方が住んでいる、などの事情がある場合です。 前の住人の方が退去した後、急ピッチでリフォーム、そして入居する…。 このような場合は、やむを得ずに下見をせずに入居、なんてこともあるかもしれません。
でも、本来であれば、やはり、部屋の状況などをよく確認してから契約をした方が良いでしょう。 電気系統に不備がある…、クロスがはがれたままになっている…、水道がおかしい… などの入居後のトラブルに発展するケースも無いわけではありませんからね。
②入居の際には、立会いをしよう。
これは、退去する際にも書きましたが、入居の際にも立会いをするべきでしょう。 新築マンションでない以上、いくらリフォームをしたばかりと言っても、 内装などで古くなっているところ、もともとキズになっているところがあるものです。 退去するときに、自分のせいだと言われないためにも、最初に確認をしておくとよいでしょう。
③契約内容をよく確認しよう。
自分の希望は、契約の中でどうなっていますか? 例えば、ペットの飼育ができるかどうか…その際の退去時のリフォームに関する負担はどうなるか… 自分の希望がどのように契約内容に反映されているか、よく確認をしておく必要がありますね。
これから入居する方にとっては、なかなか自分の言い分通りに契約内容を変更してもらえない、 ということも多いと思います。 なかには、不明確な言い回しとなっている契約書などもありますし。 なかなかできることではないかもしれませんが、誰とどのような話をしたかということは、 メモに残しておくとよいと思います。
こんなことがあったんですがどうですか…? こんな契約の内容はどうでしょうか…? ということがあったら、お気軽にお電話ください。ご相談をお受けします。
電話 092-761-3203
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