映画をみる アイ・アム・レジェンド
先日、テレビでもやってたみたいですが、ウィルスミスの出てる映画です。
ある研究者が、ガンに有効なワクチンを開発しようとしたところ、 そのワクチンが伝染性のウイルスになってしまう。
そのウイルスに感染すると、体毛が抜け落ちて狂暴化し、
人類を襲う「ダークシーカー」になってしまう。
ウィルスは感染を繰り返し、人々は次々に「ダークシーカー」化してしまい、人類はほとんど絶滅してしまった。
主人公のネビル(ウィルスミス)は、 生存した人類の一人で、 毎日のように襲ってくるダークシーカーと戦う。
ネビルは、他に生存者がいないかを探しつつ、ダークシーカーを捕え、 ワクチンを無効化する特効薬の開発を続ける…というストーリーです。
もともとは、「地球最後の男」というタイトルの小説を映画化したもので、 何度かリメイクされている映画だそうです。
なぜ、「レジェンド」なのか。
ダークシーカーを捕え、ワクチンを無効化する自身の開発した特効薬のテストを繰り返すネビル。 ネビルからすると、姿を変え、狂暴化して襲ってくるダークシーカーは、恐怖そのものなんですね。
でも、「ダークシーカー」から見たネビルはどうか。 仲間が捕えられ、人体実験に使われている…。 「ダークシーカー」から見たネビルこそが、「伝説の男」だった…。 ということのようです。
ウィルスミスの出ているリメイク版は、 そのなぜ「伝説の男」なのか、というあたりがあまり描かれていない。 ただの吸血鬼映画のようになってしまっていて、ちょっと残念。
他人を変えることが難しいように、自分自身もなかなか変われないですが、 ひょんなきっかけから、ときにそれまでの価値観が、ガラッと変わることもある。 正しいとか正しくないという尺度は、意外に不安定なもので、たまに立ち止まって考えてみる必要があるな、と思います。
とそんなことを考えた映画でした。
第2作目を予定しているなどというニュースもありましたので、期待しています!