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「waking up the NEIGHBOURS」ってなんだ? という話ですね。
分かる方には分かる…。
ブライアンアダムスさんが1991年に発表したアルバムのタイトルからとったものです。
ブライアンアダムスさんは、いつごろから聴きはじめたか…、
ちょっと忘れてしまいましたが、 もう、かれこれ20年以上、飽きずに聴いています。
ちょっと話が変わるようですが、高校生のときの国語の教科書のなかにあったんじゃないかな、
小説などは、「その作家が書いたものをすべて読んでみないと、その作家の書いた本当のことは理解できない」 という趣旨の記述がありました。
わりと、こういう考えは好きですね。
作品とは、一つ一つ、独立しているものだし、違うものだ、という考えもありますが、 それを生み出した方の作品を追いかけていくことで、 年齢を重ね、またそのときに置かれていた境遇などからその作品を感じることで、 また違った理解ができることがあるんじゃないか、ということだったと思います。
川端康成さんだったかな? 川端康成さんがそんなこと書くかな?
古い記憶なので…。まぁ、いいや。 ただ少なくとも僕はそのように理解してます。違ってたらごめんなさい。
話をブライアンさんに戻します。
「waking up the NEIGHBOURS」は、このアルバムは、かなりヒットしたんですが、これ以降の作品もかなり好きです。 むしろ、これ以降の作品に心惹かれます。 このアルバムを出して以降、ブライアンさんの出す曲は、セールス的に落ち込むことになります。 それまで主に活動していたアメリカなんかでは、うまくいかなくなっていくんです。
それからのブライアンさんは、曲づくりをする際に、それまでとは違うパートナーを招いたり、試行錯誤していく。 でも、セールス的には、なかなかうまくいかない。
もちろん、僕が直接聞いたわけではないんですが、それまでの活躍から一転、 いろいろ深く苦しんだんじゃないかなと思わずにはいれません。 試行錯誤するなか、MTVアンプラグトという番組のライブで、「BACK TO YOU」という曲を披露した際、 「この新しい曲をぜひ聴いてくれ!」と言わんばかりの顔がすごく好きだ。
最新の「11」(イレブン)というアルバムでは、初期のころ、パートナーを組んでいたジムバランスさんと、 久しぶりに組んで作ったアルバムでした。 (最新といっても2008年なのですでに5年も前のものですが。)
ジムバランスさんとは、デビュー以来、おもに80年代に一緒に曲作りをしていたんです。 一緒に作った「reckless」などは、ブライアンさんの人気を不動なものにした、勢いのあるすごいアルバムでした。
でもその後、詳しくは知りませんが、次作を発表したのを最後に確かケンカ別れをしてしまった。
この「11」は、落ち着いた感じのアルバムでしたが、
そのなかでも、ふと、80年代にジムバランスさんと組んで作っていたころの「匂い」を感じるところがあります。
これといったヒット曲に恵まれたアルバムではありませんでしたが、
ブライアンさんがどんなことを思いこの曲を書いたのか…、
デビュー当時ジムバランスさんと曲作りをしていたころのこと…、
その後、ジムと別れた後の成功と苦悩…。
大人になって、一度仲違いをした関係が修復されるってなかなか難しいように思いますけど、たぶん20年以上ぶりに一緒に仕事をしたんじゃないかな。
そんなことを思いながら、聴くとやはりすごく良いアルバムなんですね。
ということで、皆さんもよかったらぜひ。 (以上の記述は、「僕が勝手にそう考えている」という程度のもので、正確な情報に基づいていない可能性が高いです。)