映画をみる 裏切りのサーカス
以前、「グッドシェパード」について書いたことがありましたが、 同じ「雰囲気」をもっている映画。
舞台は、イギリス。 諜報機関MI6(通称サーカス)の幹部の中にソ連の裏切者がいる。 それが誰なのか、上層部より命を受けた主人公スマイリー(ゲイリー・オールドマン)は、 部下を操りながら冷静にその真実に近づいていく。
疑いがあるのは、4人。 それぞれ、「ティンカー」、「テイラー」、「ソルジャー」、「プアマン」というコードネームをつけられている…。
アタマがあまり良くない僕は、一回見ただけだと、正直、よく分からなかった。 2回目をみたときにじわっと良くなる映画でした。 なかなか、そういう映画もないですよね。
ラストのシーンに流れているフリオ・イグレシアス?の陽気な音楽が、なんかすごくしっくりくる。 なぜか、夜寝るときに布団にもぐると、このシーンと音楽がほわっと頭に浮かんできます。
主人公スマイリーの連れ合いさんは、自由奔放で、浮気して、家出までしちゃってる。 でも、怒ったり、別れたりできないんですね、このスマイリーさんは。
国の為に自分を犠牲にして、 諜報機関という、誰が裏切り者かしれない…なんてピリピリした状況の中にいることを生業としていると、 自分とは全く真逆のものに、どうしようもなく強く惹かれるんでしょうか。 こういう人を好きになっちゃうといろいろ大変だろうな。
ところで、もとのタイトルは、「TINKER TAILOR SOLDIER SPY」というものでしたが、 邦題より、このままのが良かったんじゃないかな。うーん。