不動産を買う その2 公簿売買、実測売買って?

公開日:  最終更新日:2014/05/23

前回、「不動産を買う」と題して、地積(面積)の話をしました。 今回は、引き続き、土地の売買の話をしたいと思います。

前回の「不動産を買う」では、 不動産の登記簿に載っている地積は必ずしも正確ではない…ということでしたね。

(詳しくは、こちらをご覧ください。)

 

では、売買するときは、この地積はどうなるでしょうか?

「公簿売買」とは、登記事項証明書に記載されている面積のまま売買の取引を行い、 その後、測量をしてみたところ、登記簿上の面積と違いがあっても、 代金の清算をしない、 というスタイルの契約ということになります。

例えば、実際に測量をしてみたところ、登記簿に載っているほどの面積がなくても、 「実際は、小さい土地だから、その分お金を返してほしい」とは言えないということになります。

これに対して 「実測売買」とは、 文字通り、売買の取引をする前に測量をして、土地の面積をはっきりさせてから売買をする スタイルの契約です。

買う側からすると、もちろん、「実測売買」のほうが良いんですが、 測量をするにも費用が掛かります。 通常、この測量に要する費用は売主負担であったりしますので、売る側からすると、 なるべく費用をかけられない…ということから、「公簿売買」のスタイルは、結構あるものです。

自分が土地を購入する際には、どのような取引をしようとしているか、 しっかり把握しておく必要がありますね。

 

 

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